ヒトトヒト

落語の雑俳じゃないですよ。

あいのてとてと、ててとてとてと・・・

ヒトトヒトは「人と火と」です。


前から思ってたことなんだけどさ。。。


最近て、町での暮らしの中に火がないケースが多いんだって。

家では当然、お風呂を沸かすのもガスだけ電気だかで、

スイッチひとつで湯船にお湯が張られる。

石油ストーブを使ってる家もあるだろうけど、

ほとんどがエアコン。

台所のコンロだって、IHとかが増えている。

タバコを吸う人も少なくなってきてるので、

ライターすらない。

吸ってても電子タバコだったりね。

もちろん、街では焚き火なんかできないし。


なので、ある程度の年齢以上の人はともかく、

今どきの子供の中には火を見たことない子もいるんだとか。

当然、火のつけ方、マッチの擦り方すら・・・だよね。



ここ何年かはキャンプブーム。

キャンプに行けば焚き火をする人も多いし、

白ガス使う人は減ってても、

ガズボンベのグリルや、ワンバーナーのストーブ使う人多いから

そういう人は、家族は火は知ってると思うけど。


オイラもキャンプ場に関わってたことがあるんだけど、

実際、焚き火したいからって焚き火台レンタルして、薪を買って、

でも、つけられなくて、代わりに火を熾したこと何度もある。


余談だけど、BBQするんだけど、炭が熾きないとか、

テント建てられないとかっていうのも実はよくあった。



人類が進化してくる過程で、一番大きなきっかけとなったのが

人と火の出会いだと言われている。

落雷や山火事などでの自然発火。

その火を自分たちの意思で使いこなせるようになったこと、

これが現代人類への進化のきっかけなんだとさ。

日頃の生活ももちろんだけど、

工業や料理なんかも火ありきだもんね。


そんな火によってここまで人類はやってきたのにさ、

さらに文明の進化をとげている(らしい)人類はその生活から

火を失おうとしている。

まぁ、実際はなくなることはないと思うけど。

なんか考えてみると不思議なものだよね。


果たして、今の人類の文明の進化というのは

本当に進化なのか?

もしかしたら、便利になっていくように見えて

実は退化してるんじゃないのか??


なんて思ったりして。


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